なぜ?なに!マドンナ

なぜ?なに!マドンナ 「媛さんぽ」

愛媛県松山市は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台になった街です。
お土産の菓子「坊ちゃん団子」。プロ野球の公式戦も行われる野球場は「坊ちゃんスタジアム」。この街のあちらこちらで、「坊ちゃん」の名前を見ることができます。
その「坊ちゃん」に登場する女性が、「マドンナ」です。

道後坊ちゃん広場「おれは美人の形容などが出来る男でないから何にも云えないが全く美人に相違ない。何だか水晶の珠を暖めて、掌へ握ってみた様な心持ちがした。」(小説「坊ちゃん」より)

写真は「道後坊ちゃん広場」に勢ぞろいした「坊ちゃん」の登場人物人形

……小説の中の「マドンナ」。美人さんだったんですね。
「坊ちゃん」が書かれた、文明開化の明治時代。女性が学問・社会にどんどん進出していった時代でもあります。この時代の女学生は「着物に袴」を制服としていました。特に「矢絣(やがすり)」模様の着物に、えび茶色の女袴(スカート状)を組み合わせて着ることが、流行していました。

「媛さんぽ」矢絣の着物【矢絣模様とは】
日本では非常に古くから使われている幾何学模様。弓矢の「矢羽」をモチーフにしています。 江戸時代、結婚のときに矢絣の着物を持たせると「出戻ってこない」(射た矢は戻ってこないから)といわれるようになり、縁起柄とされています。

着物に組み合わせる袴は、「女袴」といわれるものです。

「媛さんぽ」レンタル衣装【袴について】
女性が学校で机に向かうことが多くなってきた時代、着物で椅子に座ると裾が乱れるため、袴を組み合わせるようになったのですが、「袴は男が着るもの」ということで、男物の袴とは違う「女袴」が作られました。明治30年ごろの女学生が着用していたこの女袴は、スカート状になっています。
後ろ姿は帯を隠すためにちょっと盛り上がっていますが、これが「ヒップアップ」「足長」に見えて、スタイルをよくみせる効果になっているのではないでしょうか。

着物に袴、この組み合わせには「ブーツ」が似合います。

「媛さんぽ」着物に袴、ブーツがお似合い【ブーツについて】
着物にブーツを履いた姿は、坂本龍馬でおなじみかもしれません。明治以前の時代から、着物にブーツというスタイルは存在していたのです。明治45年に大塚製靴というメーカーが革靴・ブーツを発売し大ヒットしたことが、着物にブーツというスタイルをさらに定着させました。「草履」も、足元からちらっと覗く感じが可愛くトラディショナルで良いのですが、活き活きと歩き回るハイカラなマドンナには、足元を黒く引き締めた「ブーツ」がお似合いです。
※「媛さんぽ」では、ブーツのレンタルは行っておりません。靴が合わない、などのトラブルで、松山のお散歩を台無しにしていただきたくないからです。「媛さんぽ」ご利用の際は、ぜひ、ご自身の履きなれた靴をご着用・ご持参で、ご来店ください。

当時最先端の乗り物だった「自転車」を、このスタイルで乗りこなすことが、とっても「ハイカラ」だったそうです。

現代でも、卒業式などで、この「矢絣」着物に袴の組み合わせを見ますね。
松山の「マドンナ」といえば、このスタイルが正装、といっても過言ではないかも?!

 

試しに、こんな検索、してみてください。

「松山城 マドンナ」検索

このように、松山の名所「松山城」や「道後温泉」では、マドンナのスタイルをした方がよく見られます。
松山は、このスタイルが最も似合う街なのです!